ＦＰ1―オフイス21　　[エフピーワンオフイスニジュウイチ］ | 日記 | 教えて和歌山？400年前の4月の出来事『太田城？』

和歌山のあまり知られざる歴史？
ＪＲ和歌山駅東口には遠距離バスの発着場がある。

私も関空リムジンなどはよく使用している。
その片隅に当時の太田城主『太田左近像』が建っている？


400年超前、太田党は織田信長に味方し雑賀党を攻略するために先導役として活躍した。
信長が本能寺で討たれると秀吉は根来軍団・太田党・雑賀党を味方にしようとした。

これには「家康＋織田連合軍」との戦いが迫っていたからである。
しかし、紀州連合軍「後の御三家の要因か？」は家康に味方したらしい？

家康の指示で岸和田城を攻撃し堺付近まで攻めた処で、秀吉と家康が停戦した。
秀吉は６万の大軍で紀州征伐を厳命し、まず、根来寺を焼き払い滅亡させた。

次に太田城を包囲したころには雑賀党は秀吉の味方となっていた。
秀吉の命で雑賀の「鈴木孫一」は太田党の降伏を促した。

この時点で左近は「秀吉の大軍を恐れて降参するのは勇士のすることではない。
この城をまくらにいさぎよく討ち死にする覚悟だ」と郷士と農民と共に籠城を決めた。


秀吉は約47万人の人員で太田城を取り囲む堤防を約６Ｋｍに渡り築いた。
４月初めより紀の川の水を注入・・・いわゆる水攻め「＋兵糧攻め」である。

秀吉は太田城の北方約１Ｋｍの北黒田に本陣を構えた。
そして、堤防が決壊した時には土俵６０万余りで数日のうちには修復させた。

さらには、鉄砲・弓矢などを搭載した大きな船「今なら軍艦」で攻めた。
太田党もこれに応戦し、水泳の名手を集め船底に穴を空け船を沈めたらしい？

だが、１か月後には、兵糧尽きた太田党は和睦案「城中の男女の助命」を引き換えに
城主太田左近以下５１名の郷士等の自害をもって終止符をうったらしい？

「太田党が秀吉の水攻めで滅亡？」天正１３年４月２４日の事である。
これが、子々孫々に語り継がれてきた和歌山の歴史の一つである。


・・・1585年～４３２年？
・・・2017年の今でも、この近辺には太田姓が非常に多い？